コラム

 

 弊社の代表者が生活の中で感じたことなどをコラムという形でホームページに掲載させていただいております。

コラム平成30年6月「ご挨拶」

“豆腐のような人間”


明治時代の俳人・荻原井泉水は、人間の柔軟性について、豆腐をたとえにしてうまい表現をしている。豆腐は四角四面の仏頂面だが、柔らかさ申し分ない。身を崩さぬだけのしまりもある。煮ても焼いてもよし。沸きたぎる油で揚げても、寒天の空に凍らしてもよい。相手を選ばぬ。チリ鍋、スキヤキ、おでん、正月の重箱でも、仏事のお皿にも一役買う。実に融通がきく、無我の境地に至っている。それは重い石臼の下をくぐり、こまかい袋の目を漉して、さんざん苦労したからである。初めは、冷水の中にドップリと浸けられた上で、熱湯の中をくぐりぬける。その後、石臼で自分という形を無くされ、にがりによって程よい硬さにされる。 なるほどと感心した。柔軟性というものは難しいものである。ともすると八方美人、あるいは追随となってしまう。柔軟であることは、しなやかであること。しなやかとは、いわば柳である。 根や幹はしっかりしているが、枝はしなやかに風に舞う。大風に対しては、そのしなやかさが身を守るのであろう。強く立ち向かう枝葉、折れてしまうのである。人生、修行浅く、そのような境地にはなれないが、含蓄のある、心したい「豆腐の話」であった。

日々雑感  ~青亀恵一氏のコラムより

私は男ばかりの3人兄弟の末っ子、小学生のころのある元旦にオヤジが3人を正座させ、突然お前たち『豆腐のような人間になれ・・!』  はぁ?って思っていたら、続けて『豆腐は角(かど)があっても柔らかい。身は純白でどんな料理方法もできる。』幼かった私は、この後兄弟に手渡されるはずのお年玉のことが気になっていたと思う。しかし、この言葉を私は今日まで忘れたことはなかった。60歳を過ぎて、身に染みて考える。身の硬さ、柔軟性、しなやかさ、白さ、協調性、そのすべてが冷や水を浴び、熱湯にくぐらされ、粉々に砕かれて絞り取られ、最後は苦汁をのまされるからこそ養われたもの。ビールのあてに冷奴をつまみながら、30年前に亡くなったオヤジを想う。

平成30年6月
株式会社 セ ク ダ ム
代表取締役 竹 下 年 成

コラム平成30年5月「ご挨拶」

“ありがとう”の報酬


コツコツさんとモクモクさんを集めてピカピカさんに!保育園の園長さんの様な挨拶ですが、当社の仕事を一番わかりやすく表現するとこうなりました。ある日の朝、早朝のトイレを利用されることの多い女性のお客様から、『駅のトイレは汚れていることが多くて、朝は入りたくないの・・』とお話掛けられました。私は改めて『ごもっとも・・』と思うと同時に、清掃員の方もこの時間に出勤は無理だろうから、仕方ないね・・と思っていました。運輸・鉄道関連企業のサービスは『安全に・正確に・より速く』は勿論のことプラス『より快適に』が強化されて参りました。24時間トイレをきれいにすることはご利用になるお客様の気持ちを豊かにし、輸送の安全と安心に繋がることは間違いありません。

電車が一日の勤めを終え、深夜に仮眠を始めるころ、コツコツさんとモクモクさんが駅のトイレ清掃を始めます。そして始発電車が走り始める前にピカピカに仕上げます。二人はお客様と直接お会いすることはありませんが、早朝にご利用いただいたお客様の満足感と、心のどこかで・・『朝からキレイだ、ありがとう!』と思って頂ける方がお一人でもいらっしゃれば、二人にとって“最高の報酬”になります。私どもの会社は清掃業・警備業のどちらもサービス業ですし、社会に必要とされる地道なお仕事です。しかし誰にでも出来る仕事ではありません。それは与えられた事を毎日こつこつと、黙々と、ひたすら繰り返し行う『人間性も磨く業務』だからです。

平成30年5月
株式会社 セ ク ダ ム
代表取締役 竹 下 年 成