“相田みつをさんの言葉力”
押切警備士が先日ある駅での勤務中にお客様から「これをどうぞ」と言って封筒を渡され、「お金じゃなくて相田みつを美術館の入場券です」。 どうやら美術館の館長ではないが責任者のお一人のようで、「あなたの挨拶がすばらしいから・・、私も一生懸命に人に挨拶をしていますよ!」と本来であれば丁重に辞退、が正しいかも知れないですが、優しい笑顔に思わず受け取ってしまったとのこと。 (相田みつを美術館は有楽町の国際フォーラムの1階にあります)相田みつをさん(1924年~1991年)足利市出身67才の時に脳内出血でこの世を去りました。60才頃から徐々に名前が有名になったとは言え、亡くなられるまでかなりの貧乏くらしをされ、奥様や息子の一人氏(現館長)はご苦労されたようです。1枚の書を完成させるために最高の筆と硯と墨で同じ文字を200枚くらいは書いていたそうですから、文字と言葉と原価にどれほどのエネルギーを注入されていたか想像がつきます。今、マスクが無い、自由が無い、こんな時節ですから皆さんにも紹介したい言葉があります。
『 うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる 』
仏教のお教えに“少欲知足”と言う言葉があり、欲を少なくして足りることを知り、今与えられているものに満足をすると言うことばから引用されたと言われています。
『 つまづいたっていいじゃないか 人間だもの 』
なぜか私は間違って覚えていました。「つまづいたっていいじゃないか だって 人間だもの」なぜこう思い込んでいたのかを振り返りました。そうだ 笑点の林家木久扇師匠が間違えて吹聴していたのではないでしょうか?(独断)相田さんはお亡くなりなる寸前に奥様に「来世でも又いっしょになろうな・・」と囁かれたそうです。 それを聞いた奥様の最後のことばは「来世でも・・?」だったそうです。(奥が深い)
令和2年7月1日
株式会社セクダム
代表取締役 竹下年成